小さいスペースでの高い汎用性
国際的な製薬グループは小児用粉末抗生物質の生産にイタリア工場を選んで、3ボトルラインを再構成することになりました。
充填からパッケージングまで
最初のセクションでは、ボトルを配置して洗浄します。その後、無菌室に搬送して充填と密閉を行います。クリーンルーム工程後に、ボトルは振動機、包装機、ケース梱包機を通過し、最終的にパレタイジング・エリアに搬送されます。
無菌環境でのボトル昇降
無菌室内でボトルを昇降させ、オペレータの通路を確保するために、FlexLinkはフレキシブル・ラバークリートを備えたウェッジエレベータを設置し、効率的でやさしいハンドリングを実現しました。
供給部はラインバランシングして、振動機の搬入部を改善しました。プエルトリコ工場から移管された既存のシステムを活用する要件については、カスタマイズして現在のラインに組み込んで対応しました。また、アルパインバッファ2基を追加納入しました。
シュリンク包装パッケージの繊細なハンドリング
1ラインでは、ボトルを箱詰めではなく、シュリンク包装します。FlexLinkのプロジェクト・マネージャーは次のように述べています。「シュリンク包装機からパレタイザーに搬送する際に、包装フィルムがチェインリンクに挟まるリスクを排除する必要があります。そのため、XBコンベアと175mm幅のチェインを提案しました。この設計ではリンクが重なるので、ベントでも隙間が生じません。シュリンク包装フィルムの詰まりや破れのリスクを最小限に抑えることができます」
新たな汎用性要件
お客様のメンテナンス・マネージャーは次のようにコメントします。「プエルトリコから移管されたラインを活用でき、FlexLinkの柔軟性をますます実感できました。ラインの再構成では、プエルトリコからのコンポーネントを統合する必要がありました。FlexLinkの高い汎用性により、大きな問題もなくコンベアレイアウトの設計変更ができ、それと同時に、新たな問題も解決に至りました」
簡単な組み立て
「アッセンブリ手順が簡単なため、FlexLinkコンポーネントをいつも自前で取り付けています。FlexLinkからは、必要に応じてテクニカルサポートが提供されます。短い納期で依頼することもありますが、常にこちらの要求に対応してもらっています」と、メンテナンス・マネージャーは締めくくりました。