狭いスペースでの高い汎用性
国際的な製薬グループのイタリア工場が小児用粉末抗生物質を生産するメインプラットフォームに選ばれ、3ボトルラインを再構成することになりました。
課題
床面積が制限されている中で既存の3生産ラインを再構成する。 ラインの一部はクリーンルーム環境。
ソリューション
製品を昇降するウェッジエレベータを導入して通路を確保し、アキュームでラインバランシング。
メリット
省スペースとラインバランス機能を両立するソリューション、ボトルネックを改善し、ライン効率向上。
充填 からパッケージングまで
最初のセクションでは、ボトルを配置して洗浄します。その後、無菌室に搬送して充填と密閉を行います。 クリーンルーム工程後に、ボトルは振動機を通過し、包装機、ケース梱包機、パレタイジングエリアに搬送されます。
無菌環境でのボトル昇降
無菌室内でボトルを昇降させ、オペレータの通路を確保するために、FlexLinkはフレキシブルラバークリートを備えたウェッジエレベータを設置し、効率的でやさしいハンドリングを実現しました。
供給部はラインバランシングして、振動機の搬入部を改善しました。 プエルトリコ工場から移管された既存のシステムを活用する要件については、カスタマイズして既存のラインに組み込んで対応しました。 以上のほか、FlexLinkのアルパインバッファ2基を追加しました。
シュリンク包装パッケージの繊細なハンドリング
1ラインでは、ボトルを箱詰めではなく、シュリンク包装します。 Cristina Garzelliは、次のように説明します。「シュリンク包装機からパレタイザーに搬送する際に、包装フィルムがチェインリンクに挟まるリスクを完全に排除する必要があります。 そのため、XBコンベアと175mm幅のチェインを提案しました。この設計ではリンクが重なるので、ベントでも隙間が生じません。 この設計により、シュリンク包装フィルムの詰まりや破れのリスクを最小限に抑えます」
新たな汎用性要件
お客様方のメンテナンスマネージャーは、次のようにコメントします。「プエルトリコから移管されたラインを活用でき、FlexLinkの柔軟性をますます実感できました。 ラインの再構成では、プエルトリコからのコンポーネントを統合する要件がありました。 FlexLinkの高い汎用性により、大きな問題なくコンベアレイアウトの設計変更ができ、これと同時に、新たな問題も解決に至りました」
簡単な組み立て
「アッセンブリ手順が簡単なため、FlexLinkコンポーネントをいつも自前で取り付けています。 FlexLinkからは、必要に応じてテクニカルサポートが提供されます。 非常に短い納期で依頼することもありますが、常にこちらの要求に対応していただいています」と、メンテナンスマネージャーは締めくくりました。