アッセンブリ・ラインの総合制御

あるイタリア企業は、メタンガスやLPG変換システムの減圧弁を製造する世界トップクラスのメーカーです。同社は、アッセンブリ・ライン新設をFlexLinkに発注しました。

アッセンブリ・ラインの総合制御

半自動ライン

FlexLinkハードウェア・ソリューションは、全長約25mに渡るXTパレットループです。電気空圧システム、SCADA管理、監視システムを備えた手動および自動のステーションで構成されています。パレットにはRFIDメモリタグが付けられています。また、2つのリペアサテライトも設置されます。自動ステーションは、減圧弁のネジ止め作業、テスト、キャリブレーションを担当します。手動ステーションは、最適な人間工学と効率に配慮して設計されています。

プロセス監視システム

このSCADAシステムは、現場からの膨大な量のデータを分析し、不良を自動的にチェックして、この情報をさまざまなインターフェース(Web、電子メール、音声/光信号、ページャー、各種ポータブル端末)によりオペレータに通知します。データは記録され、その後の処理に備えてデータベースに保存されます。このため、蓄積されたデータの履歴アーカイブは、管理アプリケーションにエクスポートしたり、社内のさまざまな業務エリアに送信したりして、統計の基礎として利用できます。このシステムには、個々の製品の完全なトレーサビリティを保証する機能がすべて組み込まれています。

トレーニングを含む、完全なターンキーソリューション

FlexLinkは完全なターンキーとして提供されます。ハードウェアとソフトウェアから、制御、トレーニングまで、すべてが網羅されています。このプロジェクトでは、FlexLinkでの準備段階から、工場への設置、試運転の最終段階までのシステムの運用とメンテナンスを担当するスタッフを対象として、詳細なトレーニング計画が作成されました。

お客様の生産管理マネージャーは、次のように話しています。「FlexLinkの作業方法をよく知っていたので、安心でした。FlexLinkは要求した納期を厳守してくれましたし、その技術者は生産の改善点分析についても、生産ラインスタッフの援助についても、いつでもサポートしてくれました。」